〜中之島まつりは、2000年から「ゴミを出さないまつり」への第一歩を踏み出します〜
近年ますます深刻化している「地球環境問題」。もちろん、中之島まつりでも他人事ではありません。「環境に優しいまつりってどんなもの?」と常に考えています。たとえば、従来からの手づくり、資材の再利用はもちろんのこと、今年は特に、再生できる食品トレイを企業と共同開発し、積極的にリサイクルへと取組んでいます。「ゴミを出さないまつり」、それが「Eco
challenge 2000」の最終目標です。スタッフはもちろん、当日きていただいた方も含め、すべての人が少しでも「エコ」について考えれば、それは大きな力になるはずです。みなさんも、ぜひ御協力をお願いいたします。
エコステーション
空き缶を持ってくるとくじ引きが引けたり、直営飲食バザーで販売している焼きそばの紙トレイを持ってくると10円返してもらえたり‥‥と、ゲーム感覚で楽しみながら地球環境を考えてもらうきっかけの場となれば‥‥と考えています。
どんどん持ってきてね!!(中央公会堂前、剣先公園、野外音楽堂にあります。)
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各地にセットされた分別用ごみ袋 |
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大急ぎでセット中 |
飲料販売ブースで兼任… |
エコステーションの仕組み |
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空き缶をもってくると、くじが引けるよ! |
ビールやジュースを飲んだあとの空き缶を、
ぜひエコ・ステーションに持ってきて下さい!
空き缶一つにつき1回くじを引いてもらい、
中之島まつりからステキなプレゼントを差し上げます。 |
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焼きそば紙トレイで10円返却!(デポジット) |
中之島まつり直営のバザーで販売している
「特製焼きそば」の紙容器は、食べ終わったら
エコ・ステーションに持ってきて下さい!10円お返しします。
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開発された、リサイクル紙トレー
「ごちそうさまでリサイクル」とある。 |
汚れた中紙だけをはずして
外側はリサイクルされます。 |
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空き缶プレス車が、中之島まつりに初登場! |
空き缶プレス車が5月4日5日の2日間、エコステーションにやってきます。
スチール缶とアルミ缶を分けてつぶしていく様子が、よくわかります。
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空き缶がこんな風になります。 |
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割り箸の回収も行っています! |
エコ・ステーションでは、使用済みの割り箸も回収しています。
王子製紙の米子工場にて、再生紙に生まれ変わります。 |
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おなかがすいたので、
焼きそばとジュースを買いました。 |
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もぐもぐ、おいしいね。
ごくごく...... |
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食べ終わったので、紙トレーと
空き缶をエコステーションへ
持って行きました。 |
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びっくり!
紙トレーが10円に、
空き缶でくじ引きが出来ました。 |
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結果(概算)
ジャンル |
販売数もしくは昨年実績 |
結果 |
空き缶回収 |
販売総数 約13,000缶
(飲料販売直営分のみ計上) |
約9,300缶の回収(約71.5%)
・スチール缶4,382個・アルミ缶4,906個・くじと分別回収が半々 |
紙トレイ回収 |
販売総数 約5,600個 |
約3,570個の回収(約63,7%)
・約150Kgのうち約143Kgを再資源化・うちデポジット回収が約3,060個 |
割り箸回収 |
販売総数不明 |
約30Kgの回収(約7500人分)
・2500枚のコピー用紙に該当 |
当日ゴミ収集車 |
台数14台処理費56万円 |
台数11台処理費40万円 |
エコチャレンジ2000 総括
<評価について>
当日のゴミは七割に減らす事ができ、ゴミ処理費も減らせた。"ゴミを持ちこまない・持ち帰る"事が減量化に大きく貢献している。
分別を徹底してきめ細かく回収すれば成果があることがわかった。
各ゾーン・参加団体が横断的に共に取り組める企画となった。
分別回収に対し皆が協力的で、なおかつ自主的な取り組みも見られた。
訪れる市民との対話を通じて参加が得られる企画となるし、対話する事で効果が得られる取り組みであることもわかった。
朝日新聞、読売新聞、ケーブルテレビ等、マスコミにも取り上げられ、大阪・枚方・伊丹・豊中など、他の市民イベントに波及しつつある。
<課題について>
・回収ルートが見つかれば、分別はもっと細分化できる。(瓶・くし・ペットボトル・紙コップ・発砲トレイ・段ボールなど)
・参加する各種主体への公平かつ徹底した協力要請が必要。(直営企画・委託バザー・露天商・各参加団体・企業出店など)
・分別ボックスの改良・増強・徹底利用と回収上の各種対策。(随所に啓発パネル、ゴミ集積場の確保と監督、路政の養生、透明袋の徹底など)
・団体や個人の参加を促すアイデアにより、効果的な回収の実現。(スタッフでカバーできない部分への協力やコミュニケーション型回収の推進)
≪隊長 山本 英夫≫
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