第15回中之島映画祭
2017年5月3・4・5日 中央公会堂大集会室にて開催入り口前の手づくり看板と上映タイムスケジュール
会場は99年の歴史を誇る中央公会堂の大集会室
上映作品のポスターを掲示
1Fロビーには上映会受付と新企画「リンク・ザ・シネフェス」展示
自主映画コンペティション
1階・大集会室「観客がグランプリを決定する映画祭」
なかなか普段は、観ることの少ない自主映画のコンペティション上映会です。シンプルに「面白いかどうか」それが中之島映画祭の審査方法です。未来の日本映画を担う新しい才能に出逢えるかも!
1次2次審査会を経て厳選された9本を上映しました。
上映作品(入選作品)
いもガール
(2017年/25分)
監督:生見司織
かつては塩対応としてもてはやされ、今は事務所のお荷物と化した笑えない元アイドルが、ひょんなことから川越の「ミス・サツマイモ」に選ばれることに。そんな彼女が笑える日がやってくるのかっ!?
海へ行くつもりじゃなかった
(2016年/35分)
監督:磯部鉄平
面白みのない日々を過ごす麻来はフラれた彼女の結婚式にむかう寸前で怖気づけ引き返す。
やけ酒を煽り路上でパントマイムを行うリナに絡む。
翌日リナは麻来の忘れ物を返しに再会一緒に海に行くことに。
キッチンの神様
(2015年/29分)
監督:中根克
キッチンメーカーのショールームスタッフであるさおりは、ある老夫婦からは、キッチンのリフォームを依頼されていたが、その妻が突然入院していまう。夫は妻のために「いいキッチンを作ってください」とさおりに頼む。さおりは老人でも使いやすいキッチンを社内で検討し、デザインしていく。数か月後、リフォームの済んだキッチンが完成する。だが、その脇には妻の遺影が飾られていた・・・。
さくらになる
(2017年/79分)
監督:大橋隆行
桜の樹の下には死体が埋まっている。
体のどこかから桜が咲き、死に至るという謎の病が流行した世界。
そんな世界で桜に感染した人、それに寄り添う人、様々な人の姿を描く人間ドラマ。
捨て看板娘
(2014年/33分)
監督:川合元
捨て看板屋の捨て看板娘。
子供の頃からそう呼ばれ、バカにされて来た聡美は町を出る。が、帰って来る。
失意の帰郷を父将人はじめ町の人々は迎え入れるも、兄の隆一は聡美を突き放す。
不器用ながらもひたすらまっすぐな、家族の物語。
スリッパと真夏の月
(2015年/30分)
監督:木場明義
町の発明家であった亡き父が作った『物質転移装置』を発見した昌子は、姉の光子と実験をしていたが、機械が故障していまい光子が異世界へ消えてしまう。昌子はなんとかして光子を自分たちの世界へ戻そうと奮闘するのだったが…。
10ミニッツ
(2016年/29分)
監督:長澤雅彦
高校生のセイカは、いつも聴いているラジオ番組で「ラジオのDJになるにはまず行動すること」とアドバイスをされ、街の魅力を発信するインターネットラジオを始める。あるとき、悩みを相談するメールが送られてきて……。
春を殺して
(2016年/28分)
監督:森田和樹
クラスに毒ガスを撒きたい女子高生佐知は、屋上でいじめられっ子の美香と出会う。
そして二人は一緒に毒ガスを作り始めるが…
ライブハウスレクイエム
(2015年/80分)
監督:松本卓也
名物オーナーが亡くなり、閉店を余儀なくされた地方のライブハウス。
追悼ライブのために奔走する店長とスタッフたち、そしてミュージシャンらの姿を描く。笑いと涙と叫びの人間ドラマ。
今回は舞台挨拶も行ないました
第15回中之島映画祭グランプリ表彰式
5月5日中之島まつりメインステージにてグランプリ発表及び表彰式は5/5メインステージ上にて行いました。
関係者で記念撮影
リンク・ザ・シネフェス
1Fロビー 日本各地で行われている他の映画祭と繋がりを持ち、自主映画をもっと盛り上げる為、今回から始めた新企画です。企画1)
日本全国の「自主映画を上映する映画祭」を網羅する
全国映画祭マップ(発展途上中)
企画2)
各地で行われている映画祭とコラボ。
第一弾は、音楽X映画プロジェクトであり、それらをコンペ形式・対バン形式で上映する異色の映画祭『M00SIC LAB』。
全国映画祭マップ(発展途上中)
『M00SIC LAB』パネル展示。5/5には2015年M00SIC LABグランプリ作品「いいにおいのする映画」を大集会室にて上映
Moosic Lab2015グランプリ作品特別上映
いいにおいのする映画
監督:酒井麻衣(2015年/73分)
夢見がちな少女レイは幼なじみの少年カイトを通じて”Vampillia”と再会し、ひょんな事から照明技師の道を歩み出すが…。
自主映画応援コーナー
中央公会堂前少しでも映画製作の応援になればと、これまでに入賞された監督の自主映画DVDやグッズを置いています。購入も可!
映画体験アトラクション
手づくり遊園地「じんりきフィーバー」内毎年恒例となった、映像アトラクション。今年は「中之島 of the DEAD」!
見るからにホラーなたたずまい
新型ライドに乗って出発!
ゾンビがうようよ~(映像です)
最後には実物も!(メイクです)
第15回中之島映画祭。今年はコンペ応募作品198作品の中から一次・二次審査を経て9作品が中央公会堂で上映され、観客の皆様の投票により長澤雅彦監督の「10ミニッツ」がグランプリとなりました!
今回は舞台挨拶を行なったり、中之島まつりの外の映画祭との繋がりを持つ「リンク ザ シネフェス」企画での作品上映や展示と色々新しい事にも挑戦しました。来年以降も発展させていきたいと思います。
人手不足や上手く指示できなくてに回らなくなり迷惑をかけてしまう事もありましたが、みんなの協力もあって無事に終了して良かったと思ってます。
企画長:月橋宏隆