第1回中之島映画祭

2003年5月3・4・5日 中之島中央公会堂大集会室にて開催
第1回中之島映画祭

市民の手づくりのイベントである中之島まつり。そもそも1973年のスタート時以来関西をベースにしたさまざまな創作活動を発表する場としても認知されています。今までアートや音楽、踊り、芝居など、プロ・アマを問わずあらゆるジャンルのクリエイターに参加いただいてきましたが、本格的に映像部門に取り組んだことはありませんでした。

2002年11月、中央公会堂のリニューアルオープンは、中之島まつり全体の中でどのように中央公会堂を活用していくかを模索する良い機会でもあります。その新しい可能性として、なかなか一般的に見ることのできない映像作品を集めた市民ベースの映画祭を企画しました。関西でも自主制作など映像作品はたくさん作られており、そうした作品や作り手を応援していく場として育てていくことができれば、と考えています。


自由なテーマで映像作品を公募。事前選考の上、優秀作品を上映しました。その中から一般観客の投票によるグランプリ、特別審査員による特別審査員賞を決定し、今後の制作に役立てていただくという主旨で賞金10万円を贈呈いたしました。


上映作品

5/3 「ほしくだり」 神山幸子監督/20分/DV
「河合さん」 井村剛監督/4分/DV
「U.F.O~ウーフォ~」 ワタナベユースケ監督/8分/DV
「@PUNCH DRUNKARD BUILDING」 ナカオカヒデキ監督/13分/DV
「サンセットラブパレード」 浜野真行監督/30分/DV
5/5 「オモチャ花雲」 伊月肇監督/41分/16㎜
「獄穴山B地獄」 延田修吾監督/35分/16㎜
「レゾナンス」 池田崇監督/94分/16㎜
5/3 「メレンゲ」 藤大志監督/30分/DV
「屋上の釣人」 浜田弘典監督/7分/DV
「箕谷行64系統」 唐津正樹・佐々木順平監督/19分/DV
特別上映「animation soup」 42分/DV

入賞作品

U.F.O~ウーフォ~
グランプリ

「U.F.O~ウーフォ~」
ワタナベユースケ監督

レゾナンス
特別審査員賞

「レゾナンス」
池田崇監督

今年、初めて中之島まつりに参加させて頂きました。その上、映画祭の企画長という大役をまかされ、大変なデビューとなってしまいました。今考えると、準備、当日は忙しいばかりで、楽しむ余裕なんてなかったように思います。

そんな映画祭も皆さまのご協力のおかげで、三日間で2000人近くの方に観て頂くことが出来ました。4歳から86歳まで老若男女幅広い年齢の皆さまに作品を見ていただき投票して頂きました。

アンケートの評価も上々で、僕的には成功できたと思います。来年も、まつり・映画祭をやりたいと思ってます。今年よりも良い、まつり・映画祭になるようにがんばりますので、来年も是非観に来てください。

最後になりましたが映画祭に来ていただいた皆さま、ご協力頂いた皆さま、至らない所も多くあり、ご迷惑をおかけしたと思いますが、本当ににありがとうございました。来年もがんばりますので宜しくお願いします。

中之島映画祭 松井 敏喜