実行委員長 中島 義智
 第33回より中之島新線の工事が始まり、会場として使用できる場所が限られてきた中、中之島公園の新しい空間作りを模索してきました。
その結果、新しい公園の活用方法が構築でき、会場作りとしては、去年より良い点が付けられるだろうと思います。しかし、テーマについては辛い点数をつけなければならないでしょう。
「創天然色 〜うれしい・楽しい・創造しい〜」
「想像力」「創造力」を感じ取ったみんなが創り手となって新しい物「創天然色」を作りだす。その企画達が空間を埋め尽くし「うれしく、楽しく、創造しい(騒々しい)」場所になる。このテーマには、そんな意味が込められています。しかし、このテーマを伝えきることができなかったと思います。その一番の原因は私にあるのですが、想像し創造する創り手が少なくなってきているということが挙げられます。
 各ゾーン長を含む執行部の面々をみると、まつり暦10年20年選手がほとんどで、 新しい血がここに入っていないのです。「自分は〜したい」という言葉をあまり聞かなくなっています。自らがリーダーとなり、企画を創り出そうという流れを創る事が出来ませんでした。本来は、実行委員長が伝え、新しい流れを創り出し、実行委員を増やすべきなのだと思います。しかし、実行委員長である私に言葉がかけていました。3年間実行委員長をやってきましたが、総括としてこの言葉に尽きます。
 最後になりましたが、3日間で約50万人の来場者で賑わい、たくさんの方の笑顔や笑い声が、中之島公園一帯に響きました。ご協力頂いた方々、ご来場頂いた方々、本当にありがとうございました。また、まつりを運営するにあたり、色々な不手際があったことだと思います。この場をお借りしてお詫び申し上げます。
 次は第36回です。皆さんとお会い出来ることを楽しみにしています。

事務局長 竹村 徹
 まつりが終わり、早いもので1ヶ月が過ぎました。様々な後かたづけが終わって、ホッとするような寂しいような時期です。
■ 決算報告について
皆様のご協力のおかげで、目標金額を達成いたしました。ありがとうございます。少し詳しく中身を見ますと、収入の部で当日の売上ではない部分(出店料金、企業協賛)が41%となっています。当日売上は、天候に大きく左右されますので、これをせめて50%を目標として、金額で80万程度は上積みしたいと思います。支出の部では、繰り返し使用している木材類が使えなくなり、そのため、新規購入と廃棄に費用がかかっています。これは、来年には通年ベースに戻ると思われます。
■ 企画について
飲料売上について、おもしろい数字があります。同じように3日間晴天であった昨年と比べて大きく売上構成がかわりました。本数にして、ジュース類が30%近くマイナスになり、ビール類が50%近くのプラスとなっています。
これは、多くの方が感じられているように、子どもの数が減って大人(それも40代より上の方)が増えている証拠かと思います。(原因は、少子高齢化だけではないと思いますが。)まつりの企画も考え直さなければいけないと痛感しました。
 まつりに25歳でかかわってから、20年がたちました。色んな事があり、いつのまにかベテランの部類に入ってしまったようです。はっきりと言えば、20年前が一番おもしろかったように思います。やたら、走り回っていた記憶しかありませんが、毎日毎日、遅くまで議論し、3名ほどで500通もの宛名書きをしたり大変でした。それでも、充実感だけはあったように思います。昔が懐かしくなっては、おっちゃんです。
 50回までは、現役だと思っています。もっともっとおもしろいまつりを創りたいです。一緒にやりましょう。
1)Welcomeゾーン  2)なにわ情報発信ゾーン  3)食道楽横丁
4)リサイクルゾーン  5)まつりんピック2006  6)中之島芸術祭
7)メインステージ  8)中之島エネルギー研究所  9)薔薇と地車囃子ゾーン
10)荒野のウエスタンシティ  11)本部    メイキングニュース   MAPに戻る